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症 例

歯痛

調整と経過 30代女性 

数日前からズキズキと響くような歯痛があるとのことで、ご来院。
こちらの患者さんは、子供の頃から歯が弱く、殆どの歯は治療済みだそう。
今痛いのは左上の奥歯で、以前に治療した左右の歯の被せ物も取れているとのこと。

検査をすると、左の側頭骨の内回旋変位と後頭骨の後方変位を確認。左肋骨の可動性にも制限があり、これは左肺の拡張異常から来ていました。

この方は、被せ物が取れた状態で数ヶ月過ごされていたそうです。
側頭骨・後頭骨の変位はこの為であり、左肺の弱化・側頭骨変位から上顎に影響が起き、左上奥歯の痛みがでたと思われます。
調整により左肺の拡張異常を正常にすると、肋骨の可動性、側頭骨、後頭骨の変位が正常になり、続いて上顎も正常に。

「まだ痛い」とのことでしたが、検査では異常点が正常に復しているのでこれで終了。
しばらくの間、様子を見てもらうこと。また、歯医者にて被せ物の治療をするようにお伝えしました。

歯の痛みは顎関節や側頭骨・頭蓋骨全体のバランスが崩れると起きやすいです。
下顎は側頭骨と繋がっており、側頭骨の歪みが顎関節の異常を引き起こす場合が多い。
また、頭蓋骨は骨盤とも関わりが深く、均整法では、側頭骨−肋骨−股関節という関連があり、その中のどれかが異常を起こすと他の部位にも異常が出ます。

個人的には、虫歯はその歯に対応している内臓が弱化すると起きやすいと思っていますが、この方の歯痛は左肺の影響と、被せ物が取れた状態を長く放置したためでしょう。

数日後、「調整を受けた晩に歯痛が治った」と連絡を頂きました。
そして、「歯痛は治ったが食事をすると左頬が痛くなるので、予約を入れたい」と続けられたので「まず、歯医者に行ってください」とお答えしました。


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